ライターとSNS。投稿するときに注意すべきことは

実はライターのSNSについては、すごく色々と言いたいことがある。

SNSといっても、主にTwitterだ。Instagramはどちらかというと写真がメインだしFacebookはあまりライターが使っている様子が見えない。(多分あまりみんな使っていないのでは?)

だから、ウェブライターが使う主なSNSといえばTwitterだと思う。筆者ももちろんアカウントを持っていて、一時期ウェブライターさん達をフォローしていたのだが、どうもその結果のフィードの内容が、少なくとも自分にマッチしない。見ていて疑問に思うのが、一体この人たちは何を目的としてTwitterを使っているのだろう?ということ。

その疑問について、今回は少し深掘りしたいと思う。

もちろん上手に使っているウェブライターもいる。それは否定しないが、ウェブライターだらけのタイムラインを見ると、正直いって気が滅入ってくるレベルで気持ち悪くなる。筆者の個人的感想だが。正直Twitterを開くたび、怒りを覚えることの方が多いくらいだ。

初めに断っておくが、ひょっとしたら現役ウェブライターでTwitterを頻繁に、あるいはよく、利用している人はこの先を読まないほうがいいかもしれない。大体人というのは、他人の助言などには耳を貸さない生き物なのだ。

Twitterでは、目に付く、気になる二つの問題がある。(あえてウェブライターという主語は省略した)

ひとつはほかのライターに対してマウンティング(自慢)するためのツイート。

もうひとつはやたらと何かを否定するツイートだ。

いやこれは、ウェブライターに限らない話だということはわかっている。SNSとは「嫉妬発生装置」であり、SNSマウンティングは全てのSNSで繰り広げられる日常的な光景だ。

これを問題にしたいと思うのは、ウェブライターという職業はテキストを書くことでお金を稼ぐものであり、だからこそ個人的なテキストによるポストに対しても、きちんと責任を持つべきだからだ。エビデンスも何もない思いつきのようなポストを連発する人に対して、少なくとも筆者は仕事を頼みたいとは思わない。当たり前だよね。

しかしなぜかTwitterを見ると、そんなテキストを職業とする人たちが不用意な、直情的な、そして他人を否定するようなテキストを言い放っている。あるいは、他人を見下すために自分のちょっとしたアドバンテージを誇張して表現していたりもする。

これは、何を意図してしているのだろうか。いや、意図はマウンティングにあるのはわかる。では、ほかの同業者に対してマウンティングを取ると、一時的な爽快感以外にどのようなベネフィットがあるのだろうか?

言い換えてみよう。

たいした根拠もなく他人を見下すことに、どんな価値があるのだろうか?

自分の自慢、あるいは他人の否定によって得られるのは

「私はすごい」「私は正しい」という不毛な自己肯定の意味しかない。

もちろん自己肯定感は大切だ。しかしそれは、外に対してアピールするものでなく、自己の内部で完結すれば済む話だ。

ひょっとしたら私はあなたよりすごいということを過剰にアピールすれば、あなたのライバルは萎縮してそこの都でなんらかのメリットが得られるかもしれない。でもそれが実務的な効果を得られるかといえば、例えばコンペで競合を直接威嚇するのでなければほとんどそんな効果は得られないだろう。せいぜい一人か二人のウェブライターの自信をなくさせる程度の影響しかない。ひょっとしたら三人くらいはあなたのマウンティングにひれ伏して、ウェブライターの道を断念するかもしれない。

だからなんだというのだろうか。

ウェブライターがSNSを活用する目的は、本来はそれで仕事を増やす、収入を上げることにあるはずだ。自分の有能さをアピールするのはもちろん問題ない。それをあなたの将来のクライアントが見つけ、その勇壮さに仕事を任せたいという可能性も確かにある。ただ、過ぎたアピールをしたところで、実際に仕事を任せてそれに応えられなければ化けの皮はすぐ剥がれると思うのだが。

なんだかこれ以上書き綴っても、それこそミイラ取りがミイラになるような感じになってしまうから、このくらいでやめておこう。

大切なのは、SNSを使う際に「なぜ私はこのポストをするのか」を常に意識しながら、その内容を練っていくことだ。

少なくとも言葉を仕事とするものにとって、たとえSNSのポストだからといって軽い言葉を世に投げるべきではないはずだ。無責任な言葉を放つライターに仕事を発注するようなクライアントはいない。

最後に何年かウェブライターのツイートをウォッチしてきた結果わかったこと。

そんなディスりやマウンティングばかりのツイート勢いよくしているアカウントは、ほぼ間違いなく1年持たずに大人しくなるか、消えていく。だからまあ、筆者がわざわざこんなことを愚痴る必要もないかもしれないのだが。

イラスト:りぴ