ウェブライターとクラウドソーシングは切っても切れない関係である。
ひょっとしたらクラウドソーシングって何?って人もいるかもしれないから、軽く説明しておこう。
クラウドソーシングとは、言い換えればネット上で仕事が欲しい人と仕事をして欲しい人をマッチングさせるサービスのことだ。
ウェブライターに限定していえば、文章を書く人と書いて欲しい人をマッチさせる。もっと具体的にいえば、文章を書く仕事はこのクラウドソーシングで探せ、請けおうことができのだ。
例えばコスメサイトを運営してそこでビジネスをしている人は、コスメに関する記事が必要だ。これをウェブライターに書かせたいのだが自分でライターを探すのは大変だ。そこでクラウドソーシングに書いて欲しい記事の概要や納期、予算を掲載する。
ウェブライターは掲載されたライティング依頼から自分の条件に合いそうなものを見つけ、募集に応募してお互いの条件が合い採用されれば仕事が成立する。
簡単にいえばそんな流れだ。
もちろん全てが全て条件がマッチするわけではなくて、依頼主の意向に合わない記事が仕上がってくることもあるだろうし、ウェブライターの納得いかない修正を強要されることもある。基本的には一期一会と言えるクラウドソーシングではあるが、一定の割合で同じクライアントから継続して仕事が発注されることもある。
現在多くのウェブライターはこのクラウドソーシングを使って仕事を受け、報酬を得ている。
ではなぜウェブライターはクラウドソーシングを使うのか。
クラウドソーシングを利用するメリットを挙げていこう。
■営業の労力が最低限で済む
クラウドソーシングを使わずに仕事を取ろうとすると、ネットで一つ一つ仕事がありそうなサイトを見つけ、担当者にメールを送り~という営業活動が必要となる。しかしその点クラウドソーシングは、提示されている案件に応募するだけ。と言っても、応募の仕方にノウハウはあるわけだが、手当たり次第に数うちゃ当たる的な営業をしなくてもいいのがクラウドソーシングを使う大きなメリットだ。
■お金の取りっぱぐれがない
多くのクラウドソーシングはクライアントは報酬をサービス側に先払いし、仕事が完了するまで一時的に保管される。ですから普通に仕事が終われば報酬が確定し、指定された支払日に報酬が自分の口座に入金される。
自力で直営業したクライアントの場合、仕事をさせるだけさせてとんずらされるリスクもあるので、金銭的な安全性も保証されている。
ザクッと言えばこの二つがクラウドソーシングを使うメリットだ。もちろん利用すれば手数料が取られるし、小さなトラブルが全くないわけではないのだが、それを補って余りある便利なサービスがこのクラウドソーシングだ。
ウェブライター が使うクラウドソーシングサービスには「ランサーズ」と「クラウドワークス」の二つが主流だ。興味があるのなら一度サイトを見て、どんなライティング案件があるのかチェックしてみると良いだろう。なるほどこんな仕事があるのか、と掲載されたライティング案件の一覧を見れば全体像が把握できるはずだ。
さらに、ランサーズもクラウドワークスも登録は無料でできる。
完全初心者だとややわかりにくいかもしれないが、登録さえ済ませてしまえば案件に応募だってできてしまう。
ウェブライターになろうかどうか悩んでいるのであれば、一度試しに登録して実際に応募してしまってはどうだろう。もちろん初心者で実績なしで、良い仕事をゲットすることは難しいが、アンケートに毛が生えただけのような簡単な、だがほとんどお金にはならない仕事だってある。実績を積むために、そんな仕事にチャレンジしてみるのも悪くない。
もし本当に試して見たいのであれば、筆者とウェブライターりぴが初心者向けの解説電子書籍を出しているから、そちらを読んでみてはどうだろう。書かれている内容をそのままやれば、ウェブライターデビューの道は案外簡単に開けることだろう。
イラスト:りぴ