ウェブライターがSNSでマウント合戦するとどうなるのか

ウェブライター のためのエッセイ

ライターを名乗る人たちは流石にライターというだけあって、SNS(特にTwitter)でもよく発言している。

ライターのSNS利用についてはまた別の機会で話すつもりだが、その中でも気になる発言をたまに目にする。

たとえば、「~の仕事をした」という類の投稿の中でも、そのニュアンスが「してやった」みたいなやつだ。

逆のパターンでは大手メディアやクライアントの仕事をした時にそれを自慢するやつで、それはそれで別に(守秘義務に抵触しなければ)問題ないんだが、クライアントとの間に何かトラブルがあったり、あるいは初めから見下した感じで仕事の報告をする奴は、どうなんだろう?

まずそこまであなたに経験があるのかな?まさかライターになってからまだ1年とか2年じゃないよね?

百歩譲ってクライアントを見下したとしたら、それは10年選手以上のキャリアを積んでるはずだよね?

でも10年選手だったとしたら、まずクライアントを見下したりしない。

なぜだと思う?

そんなことしてたら、ライターとして、フリーランスとして10年も仕事を続けることはできないからだ。

SNSを見ていると、全般的に「マウント合戦」が鼻につく。その根本は自慢と、嫉妬だ。

自分はこんなにすごいんだぞ、あいつはこんなに無能な奴だ。そんな投稿をよく見かけないだろうか。ライターに限らず。

冷静に考えればそんな投稿をした結果、自分自身に何が返ってくるのかわかるものだろう。

自分に力を貸してくれるライバルや、将来レギュラーで仕事を出してくれるかもしれないクライアントが、仕事をしてやったとか、こんなひどいクライアントがいたという愚痴を吐いているライターに、大切な仕事を任せられるだろうか。

それがわからないようなフリーランスは、あっという間に力尽きる。

真っ先に淘汰されるのは、今まで見てきたそういった人たちの行く末が証明している。

だから、やめたほうがいい。仮に心の中でそう思っていたとしても、口には出すな。出したところで、百害あって一利なしなのである。

それがわからないなら、上司の悪口を飲みながら愚痴っても評価が下がらない会社や組織に入ってサラリーで暮らしていったほうが絶対に無難だ。是非そうしたらいい。

イラスト:りぴ

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