【このパワーでこの値段!】破格のモノブロックストロボNEEWER Q3 200W は「買い」?! VS GODOX AD200と比較レビュー

カメラ

近頃少し話題になっている「NEEWER Q3」を購入しました。
ご存じの通りGodoxのAD200の機能限定版的な位置づけのストロボですが、しかしながらやはりNEEWERのものブロックストロボがそこまで日本で定着している訳でもなく、評判も「提供品」でもらっている人のレビューが多く、忖度なしでの情報もあまりありません。

そこでここでは実際に自腹で購入した筆者がこのQ3について、少しでも情報を発信していこうと考えています。

まずは筆者のカメラ歴から(ほぼ初心者です)

とはいってもまず、一体どんなやつが紹介しているのか気になることでしょうから、まずは自己紹介から始めます。

なお、はじめにお断りしておきますが、商品リンクはアフィリエイトリンクとなっていますので、そういうのが嫌いな方はリンクをクリックせずにご自身でお探しくださいませ。

さて簡単にプロフィールというか、カメラ歴を説明していきますが、カメラ自体は何年か適当に触ってきましたが、ストロボまで使って撮影を真面目に始めたのはごく最近です。ですから、少なくともストロボに関してはごくごく初心者であるとご理解ください。

撮影対象は以前は自分の買った服を、ストリートスナップ的に撮っていました。ノンストロボです。
しかし最近急にガチの撮影に目覚め、モデルさんを使って女性の写真を撮るようになりました。

筆者の機材紹介

ちなみに機材はSONYα9に、SIGMA85mm f1.8やTAMRON28-75mm f2.8をメインで使っております。

ストロボは2年ほど前にGodoxのクリップオン、その後TT600をふたつ購入し、少し前にAD100proを追加したのですが、見習いたい先輩たちがやはり「100では暗い!」と強調されているのを聞き、短い使用期間ではAD100でも不足は感じなかったのですが、やはり300、いやせめて200が欲しいなと考えていました。

そんな時YouTubeで見かけたのがこの「NEEWER Q3」です。

Q3の購入動機

ハッキリしないながらどうやら中身はだいたいAD200で、何より値段が安い。例えばAmazonでAD300をひとつ買うのと、Q3を二つ買うのと変わらない(価格に関しては後ほどもう少しちゃんと書きます)のであれば、こっちの方が良いのでは?というのが、購入した動機となります。

当然ですが、理由は「この出力(AD200とほぼ同じと思われる)で、この価格」という、コストパフォーマンス以外の、何でもありません。

購入したNEEWER Q3の「種類」

さてまずはNEEWER Q3を「どこで買ったか」が気になるところですよね。

せっかく安いストロボですし、システム自体をGodoxからNEEWERにリプレイスするわけですから、やはり2灯は欲しいわけです。

結論から言えば、ひとつはNEEWERの公式サイトで購入し、もう一つはメルカリでユーズドを購入しました。

なぜ両方を公式サイトで買わなかったかという理由は、単純にタイミングでした。

実はふたつを一気にまだ利用したことのないNEEWER公式サイトで購入する勇気がなく、まずはトリガーとセットをひとつ購入し、その後もう一つ公式で買おうとしていたのですが、ちょうどクーポンやAmazonプライムデーのタイミングが合わず、トリガーセットは公式で20%オフで買えたのですが、二つ目を買おうとした時に、公式もプライムデーも割引がなくなってしまっていたのです。

そのためメルカリで探したところ、案外出品がされていなく、単体を20%オフで買うよりも少し安い程度の中古品を見つけたので、ポチってしまったわけです。

その後公式とAmazonの割引が復活したので、結果的にこれは失敗でした。

さらにこのメルカリで買った方は、(第2バージョン)ではない、おそらく第1バージョンだったようです。その外観上の違いはグリップのタイプとグリップの穴くらいで、機能的な違いがどの程度かは謎です。ただし保証のことを考えれば、やはり公式かAmazonの公式ショップで購入するのが正解でしょう。ですから、中古で購入される場合は、(第2バージョン)かどうかは、要確認のポイントと言えるかも知れません。(あまり出ていませんが)

NEEWER Q3を公式サイトで購入するとどうなるのか

さて、いまNEEWER Q3の購入を検討している方は、ほとんどがAmazonから購入されようとしているのではないでしょうか。

当初はAmazonでも20%オフクーポンが適用できたようですが、この記事を執筆している2023年8月現時点ではクーポンは終了しているようです。

NEEWER 新版 Q3 200Ws 2.4G TTLフラッシュストロボ ポケット - NEEWER
この第2バージョンのQ3フラッシュライトは、NEEWER 2.4Gワイヤレスシステムで構築され、すべて別売りのNEEWER 2.4GワイヤレスQ-C/N/S送信機およびQPROトリガーを使用する場合、TTL機能を完全にサポートできます。 わ...

ひょっとして中国から送られてくるのかと不安でしたが

ちなみに購入に関しては上記の公式サイトで購入する分にも、そこまで難しいことはありません。

ただし中国系の商品は詐欺サイトも良くありますから、「本当にこれが公式サイト?」という怖さがあるのも確かですよね。何度もURLを確認しながら、エイヤッと購入しました。ただし支払いはもしかしたら詐欺サイトだった時のことを考えてPeypalを使用しました。Paypalを使えば、もしかしたら万一の場合Paypalが保障してくれるかもしれないと考えたからです。
今回は問題ありませんでしたが、万一詐欺に引っかかっても必ずPaypalが保障してくれるとは限りませんのでご注意ください。

さて、やや前置きが長くなりましたが結論から言えば商品は問題なく届きました

今回は日本国内から送られてきたようです。

注文から2〜3日で到着(遅い時もあるかも)

もし中国から直送となると最低でも注文から一週間程度かかるはずです。今回の注文は7月3日の夜にウェブで購入し、5日に到着していますので思ったよりもスピーディーな配送となりました。だいたい翌日には到着するAmazonほどではありませんが、最悪中国発送を覚悟していただけに助かりました。

なお、公式サイトで「発送」について確認すると、

ご注文の出荷はアマゾン・ジャパン合同会社様に委託を行って、通常、アマゾン様の物流システムから出荷される場合、申請日の翌日には倉庫から出荷され、2-3日程度で配送される予定です。 

と書かれています。到着した箱はAmazonの箱ではありませんでしたが、Amazonの配送サービスを利用しているのであれば、発送に関しては安心できるのではないかと思います。

ちなみに発送元を確認してみると発送元は「ShutterLightJP」となっています。
こちらはAmazonでNEEWERストアを運営している組織のようで、日本に拠点があるかどうかは不明。想像ですが、中国から日本のAmazonを使って商品の発送をしているということなのではないでしょうか。

ただしこの後追加で購入したクリップオンストロボのZ1は、そこまで早く到着しませんでしたので、ひょっとしたらこちらは中国から送られてきているのかも知れません。

お急ぎの場合は在庫がある状態で、Amazonで購入した方がいいかもしれませんね。

到着した商品の状況も問題なし

中国製品として気になるのが、まず商品の梱包状態です。

最近話題の中国から直送されてくるアパレルブランドの梱包などは本当にひどくて、中身がはみ出していることも珍しくありません。

その点でも今回のQ3は国内発送だけあって、問題ありませんでした。もちろんAmazonの配送トラブルもよく耳にするため絶対安心かと言えばそうでもないでしょうが、商品の外箱は梱包用の外箱に入れられていますので、キレイな状態で届きました。

専用ケースはややチープ

商品ページをご覧になればわかるように、Q3は専用のケースに入っています。ケースは各アイテムごと固定できるよう、発泡スチロールで型抜きされていますので、多少の衝撃にも耐えられそうです。

ただしこのケース、と言うか、ケースの中の発泡スチロールはややチープです。GodoxのAD100Proのケースはもう少し高級感があった気がしますが、そのあたりは廉価版ということで致し方ありません。ケースごと持ち運ぶ際、緩衝材としては機能するはずです。

ちなみにコマンダーとのセットを購入したのですが、コマンダーは別の箱に入っているのではなく、この専用ケースの中にコマンダーを入れるスペースがあり、そこに収まっています。コマンダーごとケースで持ち運ぶ分には便利かも知れません。

取扱説明書は日本語対応

取扱説明書もちゃんと付属し、日本語にも対応しています。

おそらくGodoxを使っていればストロボもトリガーもすぐに使えると思いますが、やはりちゃんと正規の取説が日本語対応しているのはありがたいはずです。

日本語のレベルも、まあなんとか耐えれるレベルなのではないかと思います。(ちゃんと全部読んだわけではないので確証はありませんが)

参考までに一部アップしておきます。

NEEWERQ3の実際の使用感

ということで、商銀到着後バッテリーを充電して、さっそく使い始めました。

予想通りおそらくGodoxAD200とほぼ同等の使用感のはずです。残念ながら筆者はAD200を持っていませんので直接比較はできませんが、YouTubeのレビューを見ればスペック的にほぼ同じなのではないかと思われます。

ストロボに詳しいYouTubeの人たちが性能的な面に関していろいろレビューしていますので、ここではそこまでシビアな性能面の紹介はしていきません。(初心者なので)あくまで自腹で購入し、実際に何回か持ち歩いた感想を紹介していきます。

高級感があり滑りにくい表面の質感

Q3を実際に手に取ってまず感じるのは、その質感です。

つるっとした金属やプラスチックの感触ではなく、しっとりした、おそらくラバーコーティングされている表面の質感は、高級感があり指紋などが付きにくい清潔感と同時に、滑りにくいというのも特徴となるはずです。

ストロボに限らず現場であれこれ脱着するカメラ用品は、何かと落下のリスクがつきまといます。

特に割れ物であるストロボは落下させると取り返しがつかないことになるリスクがとても高いので、非常に良く考えられた処理の表面素材なのではないでしょうか。

操作性はわかりやすい

操作性は特に問題ないですし、ほとんどの方はコマンダーで操作するでしょうから本体自体の操作性はそこまで気にならないはずです。

ボタンの配置はおそらくAD200とは違うのでしょうが、使える機能はほぼ同じはずです。

ちなみにAD200を持っていないのでわからないのですが、スレーブとして利用する際のモード切替がボタンで設定できます。Wi-Fiをオフにした状態で「S1S2」ボタンを押せば光スレーブのモードが設定できます。もしいまGodoxなど他ブランドのシステムを使いながら、光スレーブモードでQ3を試したいという場合、わりと役に立ちそうな気がします。

設定のために使うボタンは実質5つ。あとは発光テストボタンと右サイドにあるダイヤルと左サイドにある電源ボタンです。液晶の見え方も、まあ普通です。

ちなみにファームウェアアップデート用のUSB端子は本体下面の小さなカバーを外したところにあります。
実質的にアップデートがあるかどうかは不明ですが、一応場所は覚えておいた方がいいかもしれません。

コマンダーの使い勝手はGodoxっぽいけど微妙に違う

ということでストロボとしてのスペックはAD200に準ずる、というイメージになると思いますが、コマンダーの方はどうでしょう。

こちらも機能的にはGodoxのXproとほぼ同じ感じです。ただし、ボタン配列が違います。特にダイヤルが独特の位置になっているので、筆者的にはちょっと使いにくさを感じています。といっても、慣れの問題でしょうが、暗いとダイヤルの場所がわかりません。このボタンを絶賛している海外のYouTuberもたくさんいますから。

「いいな」と思ったのが、ホットシューとの接続部分です。(ちなみに筆者のはSONY用)
GodoxのXproはネジで固定するタイプで、破損するのが怖くてゆるめに付けておくと、知らないうちに接点がずれていて発光しなくなったりしていました。

このNEEWERのコマンダーはレバーでロックするタイプなので、カチッとロックしておけばずれることなく、不発も防げます。(ただし不発自体はたまに起こります)

なおモデリングランプの光量はしっかり確認していませんが、調整できない気がします。。

グリップもまあまあいい感じ

その他の付属品としてはグリップというか、スタンドに立てるアダプターが付いてきます。本体にあるネジに取り付ける形になりますが、アンブレラホルダーになるのがナイスです。

S2タイプのボーエンスマウントを使ってもいいのですが、あれ、重すぎません?ふたつ持ち歩くとなると結構かさばるし重くなるので、このグリップにソフトボックス的に使えるディフューザー付きのアンブレラを持ち歩くことがほとんどとなりました。

アンブレラの中にストロボが入っていれば、万一転倒してもダメージが若干少なくなるのでは?という期待もあります。

余談ですがこのQ3は上下に横長の細い凹凸があって、ふたつを重ねて使うことも考えられているようです。
単純に重ねるだけでは固定できないので、マジックテープみたいなもので止める必要はありますが。そうすれば、単純計算で200w x 2 = 400wのストロボとして使えるということで良いのでしょうか?

AD200Proのようにふたつ重ねてヘッドを変えれば400Wになるという凝ったアタッチメントはありませんが、どうせコマンダーで同期するなら単に重ねれば良い、ということでしょう。まあ光のムラは出そうですが。

NEEWER Q3のあえて不満を挙げるなら

先ほどから比較対象としているのはAD200と書いているのですが、実際には今ならAD200proを使うという人がほとんどですよね。ですから不満なポイントも実質的にはAD200proとの比較になるかも知れません。

ラウンドフラッシュヘッドが付かない

まずはやはりこれですよね。何かと使い勝手が良いと人気の「ラウンドフラッシュヘッド」への換装ができないというのが一番の弱点かも知れません。

これはもういかんともしがたいので、諦めるしかないでしょう。筆者としてはどうせ何らかのディフューザーを使うから、どうしても光源を丸くする必要はないのでは?と割り切っています。この機能をオミットしたからこそ実現した価格ということなのでしょうし。

逆に光量が落ちるオプションを使うなら、200wのストロボを使う意味はない!くらいの勢いで使うのがQ3の正しい使い方の気もします。

最小発光量が1/128

まだストロボを使いこなせていない初心者だからかも知れませんが、200wのハイパワーを使う機会よりも、夜間に使う方が多かったりします。そうなると逆にハイパワーがアダとなって「明るすぎる」と感じることもあります。

そんな時はもちろん発光量で明るさを調整するわけですが、残念ながらQ3は最小発光量が1/128なのですよね。そもそも元が200wですから感覚的にも100wで1/256まで落とせるAD100より最小発光量がかなり明るい気がします。もっと暗くしたい、という時に、それ以上落とせないため、状況によってはもっと小さなストロボを用意したいと感じるシーンも出てきそうです。(そう感じた結果「NEEWER Z1」を追加したのですが、それはまた別の話でご紹介します)

ちなみにAD200も最小発光量はQ3と同じく1/128。AD200Proだと1/256となっていますので、仕方ないと言えば仕方ない仕様ですね。

NEEWER Q3を購入するメリットとは?

さて、ここまでの話でなんとなくQ3の使い勝手に関しては見えてきましたでしょうか。

おそらくこの記事を読みに来た方は、実際Q3を購入してもいいのかどうかを悩んでいる方ではないかと思います。

では、このNEEWER Q3を購入するメリットって何なのでしょうか。

究極的にコストパフォーマンスを追求するため

正直NEEWER Q3を購入するメリットはコスパ、これにつきるのではないでしょうか。

コストパフォーマンスと書きましたが、単純に「価格」的なメリットです。

ちなみに筆者は公式サイトで20%オフが適用されている時に、SONY用コマンダーとのセットを購入しました。

NEEWER 新版 Q3 200Ws 2.4G TTLフラッシュストロボ ポケット - NEEWER
この第2バージョンのQ3フラッシュライトは、NEEWER 2.4Gワイヤレスシステムで構築され、すべて別売りのNEEWER 2.4GワイヤレスQ-C/N/S送信機およびQPROトリガーを使用する場合、TTL機能を完全にサポートできます。 わ...

購入価格は「¥37,999」が20%オフで「¥30,399」です。

繰り返しますが、これはコマンダー付きの価格なんですよね。コマンダー単体ですとSONY用だけなぜか少し高くて定価が「¥8,999」。20%オフで「¥7,199」です。
なおこのコマンダー、SONY用が欠品していることが多く、この記事の執筆時も在庫なしになってしまっています。

ちなみにコマンダーなしの価格もチェックしておきましょう。

コマンダーなしのNEEWER Q3の単体価格は公式サイトだと、価格は定価が「¥32,999」。20%オフだと「¥26,399」と言うことになります。

ただし、時々単体の方も「在庫なし」になってしまっていますので、こまめなチェックが要りますね。

GodoxのAD200と比較してみると

ということで、価格を比較してみたいと思います。AD200よりハイスペックな「AD200Pro」は日本の正規販売代理店「ケンコー・トキナー」の公式オンラインを見てみると「受注生産」となっています。(価格は¥63,580)

となると実際に購入するのはAmazonになりそうですので、Amazonをチェックしてみましょう。

現実的にAD200Proの日本国内正規品は現在入手できない?

と思ってAmazonでAD200Proを探したのですが、どうやら現在この記事を執筆時点での、AmazonでもAD200Proの正規品、つまりケンコー・トキナーの取扱品は存在しないみたいですね。そう考えるとGodoxの日本国内正規代理店でAD200Proは購入できない、ということになるのでしょうか。

参考までにAmazonではAD200Proをたくさんの販売者が取り扱っています。ただしこれらは「正規代理店」を謳いながらも、実態は「どこの国のどこの地域における代理店なんだか良くわからない自称正規代理店」から購入しなければならないことになります。

参考までに価格を比較しておきましょう

正直Godoxにこだわるなら、後からも書きますが日本国内で正規代理店として取り扱っているケンコートキナーのようなショップで購入するのがベターだと思います。

しかし、買えないというのなら仕方ない。Amazonなら「自称正規代理店」がProなしの無印AD200を取り扱っているようです。

その価格相場は¥39,900程度。

これと比較すると、Q3は約33,000円。その差は7,000円ということになります。

20%オフが適用されているうちこそ真価を発揮する?

実際、価格差だけを考えると7000円プラスで、ある程度評判の良い、そして拡張性もあるAD200を選択するのが正解かもと思う方も多いでしょう。

しかしこの記事執筆時点ではNEEWER Q3は公式サイトで20%オフとなっていて、¥26,399で購入可能です。ということは、AD200との価格差は約13,500円

となると、ちょっとバカにできない差になりますよね。

もちろん新たにNEEWER委置き換えるとなるとコマンダーも購入しなければならないため、コマンダーの費用も最初はプラスしなければなりませn。

ただし基本的にオフストロボは多灯で導入することになるはずですから、仮に2灯買うとなると価格差は倍、つまり27,000円となり、AD200を2つ買う費用でQ3が3つ買えててしまう計算になります。あくまでキャンペーン期間中の価格ですが。

さらに、AD200を買ったとしたらやはりラウンドヘッドを付けたくなるはず。逆に付けないのならAD200を選ぶ意味が半減します。しかしこのラウンドヘッドは10,000円ほどしますから、価格差はさらに広がります。2つ買えばプラス2万円です。

つまりQ3を買おうかどうか悩んでいる人が、そのメリットを最大化したいのなら、やはりキャンペーンが適用されているうちに決断するのが正解と言えるはずです。

NEEWER 新版 Q3 200Ws 2.4G TTLフラッシュストロボ ポケット - NEEWER
この第2バージョンのQ3フラッシュライトは、NEEWER 2.4Gワイヤレスシステムで構築され、すべて別売りのNEEWER 2.4GワイヤレスQ-C/N/S送信機およびQPROトリガーを使用する場合、TTL機能を完全にサポートできます。 わ...

NEEWER Q3を購入するのを躊躇してしまう理由

しかしそうはいっても高い買い物ですから、購入するのに慎重になってしまう気持ちもわかります。実は筆者もそうでした。

なぜ慎重になってしまうのかも、ここでまとめておきましょう。

万一の時の保証はあるのか?

まず心配なのが、「まだあまり使っている人がいない」という現状かも知れません。

ただこれは、おそらく中身的にはAD200そのものなのではないかという噂が本当であれば心配ないかも知れません。実際そのあたりがどうなのかは、わからないのでなんとも言えませんが。

気になる保証についてですが、公式サイトでは1年保証、さらにユーザー登録とメルマガ登録で保障期間が1年半に延長されると書かれています。

これはNEEWER公式オンラインショップまたはAmazon購入者が対象となっているようで、購入時にユーザー登録は済ませていますから、多分筆者はこの対象になっているはずだと思います。

一応公式がこのように表明していますので、保証は付いているものということができるはずです。ただしトラブル時に実際にどのように対応してくれるかは、今のところハッキリわかりませんが、おそらく中国に送って修理をするなり新品が送られてくるなりということになるのでしょう。

壊してしまった時に修理は受けられるのか?

修理に関してもまだ謎の部分がありますよね。果たして対応してもらえるのか。

といいつつも、実際にストロボが故障した場合、仮に修理対応してくれたとしても、修理代が新品を買うよりも高くなるということは珍しくありません。

ちなみに知り合いがGodoxのAD300を修理に出したら、4万円ほどかかったという話をしていました。

AD300は新品価格がさらに高いのでそれでも修理に出す価値がありますが、Q3の場合3万円程度で新品が買えてしまうことを考えると、本格的に壊れてしまった時に修理に出すことがあるのかどうかは、微妙なところですよね。

もちろんGodoxで中国に送って数千円で修理したという話もあるようですから、ひとえに言い切ることもできませんが、そうであるならNEEWERも同じことが癒えるのではないかなと思います。もちろんこくないの修理専門業者に出せば、直してくれるかも知れません。

こればかりは実際に壊れてしまわないとなんともわからない部分ではありますが、もし壊れてしまったらとりあえずひとつ新しのを買ってから修理に出す、ということになりますよね。

ストロボシステムをすべてNEEWERにリプレイスする価値はあるのか?

さて、ずいぶんと話が長くなってしまいましたが、ここまで現時点で筆者が持っている経験としてのNEEWER Q3の情報を書いてきました。

筆者としては何より200wのロケに持って行けるストロボを二灯用意したいと思った際、予算的に合致したのがNEEWER Q3だったというのが、購入理由です。

もちろんまだあまり使っている人がいないというリスクもありましたが、先ほども書きましたようにメリットを最大化するのであれば(おそらく販売開始直後のプロモーションとして)ディスカウントされている今しかないと判断して、リスクテイクして導入に至ったのです。(そもそもそういう新しもの好き、という性格による部分もありますが)

はじめにお話ししたとおり、実はひとつはメルカリで買っています。価格は新品よりも数千円安かったのですが、これはコマンダーなしの単品がその時欠品していて、どうしてもすぐ欲しかったから見つけたメルカリ品を購入してしまったというのが事実です。本来なら、公式で新品を買った方が保証のありますし第2世代ですし、良かったなと思っています。

実際に使ったお金は?

ですから少し変わった買い方をして新品2灯+コマンダーとは実際に使ったお金は違うのですが、もし今から(キャンペーン価格で)コマンダーとQ3を2つを買うとしたら、

¥30,399+¥26,399=¥56,798

ということになります。

ProでないAD200を2つ買ったらそれだけで¥79,800ですし、コマンダーも買うとなれば(筆者はXproを持っていましたが)AmazonでXproが¥8,930ですからトータルで

¥88,730

ということになります。

その差は約3万2千円。これをどう捉えるかは、もちろん個人の考え方とおサイフの状況によりけりでしょう。

今からストロボをそろえるならアリ

ですからまず、今からオフストロボをそろえたい、しかも

できるだけパワフルな機器でリーズナブルに

というのであれば、先行者としての不安やリスクはありますが、NEEWER Q3がオススメできるといっても良いのではないでしょうか。

もちろん筆者のようにGodoxからの乗り換えも、まだAD100とかTT600だけでシステムを組んでいるのなら、思い切って手持ちの機材をメルカリで売り払い、差額を現金でプラスしてNEEWER Q3をコマンダーごと2灯導入しても良いと思います。

実際筆者は手持ちのAD100とTT600を手放して、差額15000円程度でNEEWER Q3にリプレイスしました。今のところ、後悔はしていません。撮影の結果も、以前よりずっとクオリティーが上がった気がします。

というかその後ひと月しないうちにNEEWERのクリップオンストロボ「Z1」も買ってしまいました。おそらくGodoxのV1相当品と呼ばれているお品です。

NEEWER 新版 Q3 200Ws 2.4G TTLフラッシュストロボ ポケット - NEEWER
この第2バージョンのQ3フラッシュライトは、NEEWER 2.4Gワイヤレスシステムで構築され、すべて別売りのNEEWER 2.4GワイヤレスQ-C/N/S送信機およびQPROトリガーを使用する場合、TTL機能を完全にサポートできます。 わ...

こちらはまだ買ったばかりでものが届いていませんから、紹介はまた改めてしていこうと思います。

この記事に関するご意見なども、そのうちSNSなどでお聞きすることになるかも知れませんので、その際は手加減のほどよろしくお願いいたしますね。

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