自社のサイトがSEO対策されてをチェックする3つの方法
SEOは検索エンジンの検索結果で自サイトを上位表示させるための手法ですが、案外見落としてしまうのが、本当に実施しているSEOが機能しているのか、効果を発揮しているのかをチェックするということです。
ではこのSEOの成果をチェックするためには、どのような方法があるのでしょうか。
チェックするべき項目は、まずは自サイトの基本となるSEO施策が実施されているかを確認すること。
そしてその施策によってどのような検索エンジンからの流入があるのかを理解すること。
そしてそれを取り巻くさまざまな要素を、ツールを使ってチェックしていくという流れで、SEO施策の今後の方向性が見えてきます。
●内部施策をしっかりチェックする
SEO、つま利検索エンジン対策には大きく分けて二つの種類があります。
一つは内部対策。
もう一つが外部対策です。
検索エンジンは検索対象となるサイトが、いかに検索ユーザーに対して価値があり、有意義であるかを重視し、検索順位を決定しています。
そのため、SEO的に上位表示させたいのであれば、まずはサイトの作りをしっかりし、信頼性の高いサイトであることを検索エンジンに対してアピールしなければなりません。
そのため、自社のサイトがSEO的にどの程度有効かを考える場合、まずは前者の内部対策がしっかりできているかをチェックするのが先決です。
ではこのサイトの内部的な検索エンジン対策は、何をチェックするべきなのでしょうか。
・Googleアナリティクスを活用する
サイトの内部対策のためにまず必要なのが、Googleが提供するサイトの分析ツールである「Googleアナリティクス」を設定することです。
Googleアナリティクスはサイト内をユーザーがどう遷移するかなどをチェックするためのツールで、目標を設定し、そこにどのような検索語からサイト内のルートをたどってユーザーがたどり着くかなどの分析も可能となります。
このようにGoogleアナリティクスは非常に高機能なSEOに役立つアクセス解析ツールですが、知識なしで使いこなすことは難しいツールでもあります。
真剣にSEOに対して取り組むのであれば、まずはしっかりとGoogleアナリティクスの使い方を勉強すると良いでしょう。
・内部リンク切れなどをチェックする
サイトの内部対策をチェックする際に忘れていけないのが、自サイト内のリンクの貼り方です。
例えばリンク切れがあるサイトは検索エンジンがそれを検知すると、きちんと管理されていないサイトという評価をしてしまう可能性もあります。
さらに検索ワードとして重要なキーワードを使い、自サイト内のメインとなるページにリンクを貼っておけば、より検索ワードとメインのページの関連性や重要性を検索エンジンにアピールできます。
このような内部的なリンクがきちんと管理されているかをチェックすることも、SEOとして非常に重要な施策となります。
・サイトマップを作成し送信する
サイトマップというのは自サイトの目次のようなもので、どのようなコンテンツがあるのかを一覧で伝えられます。
来訪したユーザーに対してページのナビゲートをするという意味もありますが、検索エンジンもこのサイトマップをチェックし、必要なページをインデックスしていきますので、サイトマップがきちんと整備され、さらに次に紹介するGoogleサーチコンソールを使って検索エンジンに伝えているかどうかもしっかりチェックしておきましょう。
・サイトがSSL化しているかを確認する
現在ではサイトがSSL化しているかどうかも、検索エンジンの表示順位に影響します。
SSL化とはサイトの暗号化のことで、専用のサーバーを使用しURLがhttps://で始まっているかどうかで確認できます。
SSL化していないサイトはブラウザで「保護されていない通信」というメッセージが表示されユーザーに不信感を与えるのと同時に、検索エンジンの表示順位も墜ちてしまう傾向にあります。
そのためSEOができているかどうかのチェック項目として、サイトのSSL化が完了しているかどうかもなからず入れておくべきでしょう。
●Googleサーチコンソールをチェックする
ここまではまず基本となるSEO施策が実施されているかどうかをチェックする内容を紹介しました。
次にSEOの成果をチェックするツールとして、Googleサーチコンソールを使ってみましょう。
Googleサーチコンソールもまた設定などが若干素人向けではないツールですが、どんな検索キーワードでどんなページが見られているかを確認する上で欠かせないツールとなっていますので、SEOに取り組むためには必須といえるでしょう。
・Googleサーチコンソールで何がチェックできる?
Googleサーチコンソールはサイトの内部的なユーザー遷移をチェックするGoogleアナリティクスと対をなし、サイトの外部からどのようにユーザーが流入しているのかをチェックするツールです。
検索クエリと呼ばれる検索キーワードごとに、どのページにユーザーがアクセスしているかをチェックし、さらにクローリングと呼ばれる検索エンジンがきちんとページに来訪し情報を収集しているかという情報なども確認できます。
・CTRをチェックできる
CTRとはSEOにおいて非常に重要な要素で、検索結果として表示された回数に対して、どの程度クリックし来訪してもらえているかという数値です。
Googleサーチコンソールではこの表示回数とクリック回数がチェックできますので、SEOでより上位に表示させても、クリックしてもらえなければ意味がありません。
このCTRを意識してSEOの施策やページコンテンツの内容を精査することが、結果の出るページ作りの基本となるのです。
●SEOチェックツールを使う
Googleのツール以外にもSEOのためのツールはいつかありますので、そのようなサービスを使ってチェックすることも可能です。
例えば検索キーワードの順位チェックするツールや、コンテンツ自体の診断をしてくれるツール、どこから外部リンクがされているかをチェックする被リンクツールや重複コンテンツを避けるコピペチェックツールなどを活用して、自サイトの検索順位やコンテンツ内容などをチェックし、今後のSEO施策に反映させていきます。
●SEOの成果をチェックしPDCAサイクルを
SEOは一度手をつけて終わりというものでなく、常に成果をチェックしながら修正していかなければなりません。
さらに検索エンジンの表示結果のトレンドは常に変動しますので、油断しているとあっという間に順位が墜ちてしまうこともあります。
今回紹介した方法をしっかり把握し、さらにGoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスをある程度理解することで、現状を把握ながら改善点を見つけていくことで、より上位に表示させたり、順位をキープできるような施策を実行してください。