ファッションSNS「WEAR」は本当にSNSなのかを考察してみた


WEARというファッションSNSについて検索すると、実はこのサイトが結構な頻度で検索結果に出てきます。

もうネタ的には十分かなと思うのですが、切り口としてSNSとしてみた場合、WEARはどういう状態にあるのかをまとめてみようと思います。

そもそもそのために、いい歳してあのサービスに足を踏み込んだわけですから。

WEARについて、個人的には「ユーザーが自主的に無償でアフィリエイトする」サービスと考えています。

WEARの管理会社はZOZOTOWNと同じスタートトゥデイ、です。

ZOZOTOWNといえばメジャーリーグのダルビッシュ有選手が離婚した紗栄子さんと、社長さんが交際していることが話題となっている(最近破局をしたという話も耳にしましたが、どうなんでしょう)、ファッションの通販サイトです。

そのサービスの一つがWEARであるということは、前提条件として知っておく必要があります。なぜなら、WEARの存在理由は、結論として「いかにZOZOTOWNの購入者を増やすか」にあることは、ある意味当然だからです。

現状のWEARの仕組みや運営の状態を見る限り、おそらく優先項目はそこにあり、ユーザーが楽しむためのSNSとしての機能は後回しというか、あまり重視されていないように思えます。



あまりに意味のないブロック機能

その最も大きな弱点がWEARのブロック機能です。

WEARにも他のユーザーをブロックするための「ブロック機能」があるのですが、実際に誰か不快な(あるいはいたずらしてくる)ユーザーをブロックした場合どうなるかというと、ただ「コメントが付けられなくなるだけ」なのです。

不思議なことにブロックした相手は、既にフォローしている場合、ブロックしてもフォローが外れません。逆にフォロワーをブロックしても、フォロワーのままなのです。さらに、お互いに「いいね」や「お気に入り」も、ブロックしたまま出来てしまうのですね。

なぜこういう仕様になっているかは想像するしかありませんが、SNSとしてこのブロック機能の中途半端さは非常に不便です。

さらに、最近実装された「フォルダの公開」コーデの中に、ブロックしている相手が自分のポストを入れて公開できてしまったりするわけです。この「穴」をついて、いろいろな嫌がらせが出来てしまう、そして実際にそのようなことも起きているわけです。

ほとんど役に立たないといえるのが、WEARのブロック機能です。

ユーザー限定公開も不可

さらにWEARのSNSとしての脆さは、ポストを公開するか、下書き(非公開)にするかの2択しか用意されていないことにも表れています。

通常のSNSであれば、いわゆる「鍵付き」にして、見ることのできるフォロワーを限定したり、さらに詳細な公開範囲の設定項目があるのですが、WEARにはありません。基本的に公開したポスト(コーデ写真)は、WEARユーザーのみならず、非ユーザーであっても見られるようになっています。

この仕様もまた、WEARはZOZOTOWNで売らんがための存在である、つまり、鍵をかけて限定したフォロワーだけに見えるコーデをアップされても物は売れない、という理由だからではないでしょうか。

ZOZOTOWNへの誘導を少しでも減少させてしまう要素は、すべて排除するというのがWEARの方針であるように感じてしまいます。

WEARのランキングの価値

ちなみに筆者のアカウントは、一通りリサーチが終わったのと、いろいろめんどくさいことがあったので休眠中。SNSとしての機能が充実したら復活するかもしれません。

WEARのランキングは、ポスト(コーデ)のビュー(表示回数)と「お気に入り」の数に、それぞれ一定の係数をかけて決められているようです。(これは実践の結果からの予想で、確実ではありませんが)

これにより、ランキング自体はビューとお気に入りを稼ぐことで、ある程度上げることができます。

おしゃれかどうかという判断は、それぞれ個人の主観であるのでランキングにオシャレじゃない人がいる!というわけではありませんし、この算出方法の他にどのような「正確にオシャレな人がランキングに入るか」というルールも思い当たりませんので、必ずしも現状を否定するわけでもありません。

数あるSNSの中であえてWEARにこだわっている人の多くが、このランキングを重視して、少しでも上を狙って多くの人に見て欲しい、というのが動機になっていることでしょう。

WEARとしては、ZOZOTOWNで扱われているブランドが上位に出て、注目を浴びればそこからの流入が期待できるので、必ずしも「オシャレなユーザー」が上位である必要はない、と考えているのかもしれません。本当にオシャレなハイブランドが、ZOZOTOWNになければなおさらでしょう。(インポートブランドの取り扱いは少ないですからね)

それゆえに、本気でファッションに対して中立的な立場でこだわりたい人が、WEARに参加する意味もほとんどない、と言えるでしょう。

誰もが評価するレベルのファッショニスタであれば、Instagramで活動したほうが、よほどインフルエンサーとしての価値とメリットを得られるはずですから。

無料でアフィリエイトのお手伝いをしてまでも満たしたい何かがあるのなら

Amazonでも楽天でも、ECサイトの売り上げに協力するのであれば、ある程度の報酬を得られるアフィリエイトプログラムが用意されています。

しかし、WEARではいくら自分が紹介したファッションが売れても、一銭の報酬も得られません。(ZOZOTOWNに掲載されても!です)

もちろん、楽しくコーデを見せ合うことができる、他のユーザーとの交流を楽しめる、などの満足感や楽しみを満喫しているのであれば、それに対しての報酬を求める気にもならないでしょう。WEARに変わる同じ規模のファッションSNSが他にないというのも事実です。

無料でZOZOTOWNの収益を上げる協力をしてまでも(そう、僕も結構ZOZOTOWN利用していますし!)、WEARを楽しみたい!というのであれば、良いのでしょう。

ただし、今回お話ししたようにSNSとしてはまだ完成系と言えない仕組みの中で、一般的なSNS的に利用しようとすると、いろいろな不具合があるのも確かです。

国内で確固としたファッションSNSとしてのサービスを提供するWEARが、今後このSNSとしての成熟と、ZOZOTOWNファミリーとしての価値を両立していくことができれば、より素敵なコミュニティーへと育っていくのではないでしょうか。


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