「書評:聖母 秋吉理香子」 母から子への愛情が鍵となるミステリー

 

 

 

こんにちは、りぴです。

今日は久しぶりに書評記事(ブックレビュー)を投稿します♪

 

今回ご紹介するのはこちらの書籍です。

「聖母 秋吉理香子」

秋吉理香子さんといえば、実写映画化もされた「暗黒女子」の著者でもあります。秋吉さんの作品は、読んだあとに嫌な感じが残るミステリー(イヤミスとも言います)が多く、私が好きな作家さんの1人です。私はアウトドア派ではなく完全にインドア派なので、どちらかと言えば「病み系」のお話が好きなんですよね。なので、秋吉さんの作品はほとんど読破しています♪

秋吉さんは10代の頃、ロサンザルスに住んでおり、映画・テレビ制作修士号を取得されています。その影響からでしょうか、会話文でストーリーが進んでいく場面が多いという感じがしますね。ライトノベルとはまた違いますが、セリフが多い作品が多い気がします。

「文字ばっかりとか、難しい言葉は苦手!」という方でも読みやすいと思います♪

読書はスイーツと共に♪が私のスタイルです(^_^)

この「聖母」という話もとても面白くて、2時間ぐらいでいっきに読んでしまいました。秋吉さんの本って、読みだすと止まらないんですよね。結末を知らないと眠れない!!という感じでしょうか(笑)物語の世界に引き込む力がありますね。

ストーリーを簡単に説明しますね。

とある街で起きた「幼児殺害事件」をきっかけに、幼稚園児の子どもを持つ母「保奈美」は、「我が子を絶対に守る」という強い衝動に駆られます。

そしてもう1人の登場人物は、剣道部所属の高校生「真琴」。子ども好きな真琴は、剣道をボランティアで子どもたちに教える傍、コンビニでアルバイトをするという、表向きはごく「普通」の高校生です。

この2人に共通するのは、「子どもへの愛情」です。

一見、交わることのないように思える2人ですが、どのように関わって、事件はどのように解決されるのでしょうか。

今回の話は、「母から子どもへの愛情」が鍵となっていると私は感じます。「子どもを産む」ことは女性しか経験できないことです。「子どもを育てる」ことは、父親と2人で行っていきますが、自分のお腹を痛めて産んでいるので、「子ども」に対する思いは、男性とは少し違っていると私は思います。

「子どもを産む」って、女性なら一生のうちに経験するだろうと、幼い頃は誰でも思っていることでしょうけど、本当にに大変なことで「産みたい時に産むことができない」人はたくさんいるんです。その理由は、「不妊」であったり「予想外」であったりと色々でしょう。産んだ時の環境や、母体となる女性の思いが、子どもへの愛情へ直結しているのではないか、と改めて感じました。

どんな女性でも「子どもへの愛情」は持っているものですが、形は様々なのかな、と。例えば、やっといい人が見つかって、やっと子どもを授かった、というように、いくつもの「山」を乗り越えてきた人は、人一倍子どもに対する愛情が強いでしょう。

そして、その愛情を受けた子どももまた、自分が子どもを育てる時に、母からもらった愛情を自分の子どもへ同じようにそそぎます。母から子への愛情は受け継がれていくのです。

その愛情が強すぎると、時に間違った方向へ行っていまうこともあるのだ、と「聖母」を読んで強く感じましたね。「苦労して産んだ子どもを何がなんでも守る、守るためにはなんでもする」。もちろん、「なんでも」許されるわけではないですよね。守るためにしていいことと悪いことの線引きは必ずしなくてはなりません。それがうまくできなくなる背景には、やはり、子どもに対する「異常な愛情」があるのでは、と感じました。

もちろん私はまだ出産の経験はないので(笑)

「子どもを守る」ということに関しては、「こうだろうな」ということしか言えませんが、子どもができることは奇跡で、子どもを育てることは大変なんだなと改め感じました。そして、母と子の関係がうまく行っていれば、このような事件は起こらないのでは、とも感じましたね。「歪んだ愛情」とは、時に事件を起こす程の力というか怖さもあるものなのでしょう。

このような背景があって進んで行く話ですが、ラスト20ページには驚愕の真実が待ち構えています。これぞ「サスペンスミステリー!」と思わず叫びたくなる展開です。このワクワク感が好きだから、ミステリーを読むのが辞められないんですよね♪

ミステリーが好きな人、

サスペスンスが好きな人、

子どもを持つ母親、

このような方々にぜひ読んで欲しい一冊です(^_^)

投稿者プロフィール

りぴ
りぴライター
プロフィール画像:師匠作画

愛知県小牧市出身。
中部大学経営情報学部経営情報学科卒業。

■地元バルブメーカー購買部で7年間働いたのち、ライター業に専念したいと思い会社を退職しました。
会社の退職後、書籍執筆やWebライティングの師匠原久鷹氏のもとでライティングを勉強をしながら、実践としてライター活動をしています。これまでは美容健康系のサイト記事を指導のもと執筆ししています。

■小学生の時に先生から「あのね帳」という日記を書く課題を与えられて、それが面白く毎日一生懸命褒められるような文章を書くことが楽しくなったのが、ものを書くことに興味を持ったきっかけでした。
高校時代「ものを書くこと」そして自分の書いたものを人に見てもらうことに興味を持ち始め、趣味で芸能人のファンブログを書き始めました。
本を読むことが好きで、小説だけでなく漫画やアニメも好きですので、漫画・アニメ系の執筆は得意分野です。その他、脱毛やダイエットなどの美容系、病気や女性特有の悩みなどの健康系、カフェやスイーツなどの食べ物系の分野も、日頃から興味があり、ライターデビューする前から趣味で調べたりしておりますので得意です。
師匠がIT系の記事を得意分野としていますので、今後はそのような硬い系の記事も練習していきたいと考えています。

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