ライターにとって質の高い記事とは何か?どうやって書くのか?

SEO(検索エンジン対策)やコンテンツマーケティングの根本をなすのが文章です。

例のWELQ問題は、この文章を武器にして、検索エンジン対策「のみ」を意識した記事を量産することが問題となったわけです。
もちろん、WELQの中にも「マシ」な記事はあったでしょうし、しかしその発注方法を伝え聞く限り、中身のある記事を作るという方向性は、あまり強くないだろうなという気がします。

WELQに限らず、いわゆる記事を外注するサイト、あるいはクラウドソーシングの発注方法は、
記事タイトル、概要、参考サイト
などを例示し、あとはそれにあわせて記事を書いてくれ、という感じのものです。
これで一体どうやって記事の質をあげたら良いのでしょうか?

というか、それは無理な話です。少なくともそれ以外の情報をウェブで調べている限り、その信憑性は全く保障されませんし、調べた内容を転載(リライト)したところで、参照元以上の信頼性を担保することはできません。

ちなみに原が書くもの、例えばLINEとかSNSとかコンテンツの作り方などは、原則「ネタを拾うため」にウェブで情報を検索することはありますが、記事を書くために他人の書いた内容を参考にすることは、ほぼ100パーセントといってもいいほど、ありません。

なぜならそれらの情報のほとんどが、間違っている可能性を持っているし、実際よく間違っているからです。

特にLINEの話はデマが多すぎで、自分が検証や確認したこと以外、たとえ書籍の執筆期限がギリギリになっていたとしても、たとえアプリを再インストールするところから(場合によってはスマホ自体も初期化して!)きちんと書く内容の手順や仕組み、使い方をあらためて再現していきます。

やろうと思えば「〜のやり方」で検索して、使い方や手順をそのまま「リライト」できるのでしょうが、おそらくそれをすると間違った情報を伝えてしまう可能性があるのでしないのです。

それが書き手の信頼性をキープする方法でしょうし、書き手としての誠意だと思います。理想を言えば、自分が知っている、体験したことだけに関する記事を受注するのがベストです。

そうすれば必要以上にウェブで情報を探す必要もありません。また余談になりますが、このゼミの教材を書く際に、多分文章術関係の書籍を20冊くらい読みました。

参考にするためにではありません。

あくまでネタ拾い、あるいは求められている内容を書き洩らしていないか、のチェックで、あの教材に書かれているほとんどは、自分の実体験や自分の考えたことだけとなっています。何が言いたいかというと、ものを書くにあたって本来必要な資質は「専門性」なのです。

書こうとしていることについて詳しいのであれば、そこまで間違ったことは書かないはずです。しかし実際にライターとして、特にウェブで仕事を受注するとなると、そうとばかりは言ってもいられません。

自分が全く知らないことについて書かなければならないことも出てくるでしょう。どこかのサイトを参考にして記事を書く。できることがあるとしたら、それは「よりわかりやすく説明する」ことでしょう。

そのためのライティングスキルです。専門家は往々にして小難しい単語を使い、冗長な文章で説明したがります。でもその書き方は、それについてよく知っている人には伝わりますが、よく知らない人には理解できないことがほとんどです。

それをシンプルに、正確に、わかりやすく伝えるのがライターの仕事の一つ、ということもできます。

ですから、きちんと、伝えるためのライティングスキルが必要となるのです。具体的に、どんなスキルが必要なのでしょうか。まずは「誰に伝えるか」を正確に把握し、その相手に伝わるように書くということに尽きます。

ライティングの際に注意するポイントは、つい難しく書いてしまうことです。

ターゲットは自分が想像しているよりも読解力が低いと考えておいたほうが良いです。「このくらいわかるだろう」と思っていると、案外そのレベルに達していないことが多いため、自分がわかりやすく書いたはずの文章を
「難しーいー」
といって読んでもらえないことも多々あるわけです。これはターゲットの読み違え、あるいは客観的な判断ができていないということにあります。

まずは、自分がこれから書く記事をどんな人に伝えるのか、その顔や、そのひとたちがどんな文章を読み、どんな会話をしているのかをイメージしてみましょう。(教材に書いた、ペルソナの話あたりも参考になるかもしれません)文章を平易に書く、というのは永遠の課題でもあります。

できるだけ難しい言葉を使わずに、10の内容を10伝えることが、理想です。

ターゲットのレベル選定とともに、文章をシンプルにまとめるというスキルも意識してみましょう。次にわかりやすく伝える、という話ですが、僕はこれは単純に話の「流れ」をどう作るかに尽きると思います。流れ、とは何かというと、「読者の思考を分断しないこと」です。文章が読みにくくなる原因のほとんどが「思考の分断」にあります。

僕が他人に記事をチェックしている際、一定レベル以上の書き手の文章で気になるのがこの分断です。具体的にどういうことかというと、「起承転結」という流れがあったとして、これを




と書いた場合、
起→承
の間はそのまま話が流れますが
承→転
では話が「転」しますよね?承という話をしていたのに、転ではその逆の話へ展開していくわけです。(というか、そういう内容だという前提で考えてください)
これをそのまま書いてしまうと、読者の思考が分断されてしまいます。

書いている間は書き手の頭の中では自然な流れとして文章をつなげているつもりでも、記事の内容についてまだよく知らない読者から見ると、ついていけなくなっちゃうわけです。これは接続語を入れれば解決します。(教材にも書いてあります)接続語は、いってみれば「これから書かれていることの予告」のために使います

そのまま話が流れるのなら(まあそういうときはあえて接続後を入れる意味は薄いのですが)

「そして」

これから説明をするのなら

「つまり」

前のことを否定したり逆のことをいうのなら

「しかし」

これを入れることで、読者は「ああ名無しの流れが変わるのね(あるいはかわないのね)と準備してから読み進めることができるようになります。これが読者の思考を分断しない書き方なのです。理想は水まっすぐな(あるいは緩やかな)河の流れのように、よどみなく上流(イントロ)から下流(締め)まで読み進められる文章です。そんなイメージを持ちながら、改めて文章を書いてみてください。
僕のこの文章も、もちろんそれを意識しながら書いています。

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